自閉症スペクトラム男児(3歳)と。

息子キーロの成長記録

未来は。

キーロは乳児の頃、普通に抱っこもできたし夜泣きもほとんどなくて

どちらかといえば育てやすい子だった。

ただ離乳食が始まると粥という粥は全部拒否で、薄めようが濃くしようがとにかく食べなかった。

唯一食べたのはパン粥で、良かれと思って薄味に作ったおやきやすりつぶした野菜も全部吐き出された。折角作ったのに・・・とキレて全部捨てた事もあった。

そうしてある日、母子愛着がないと気づいた。

生後10ヵ月、保育園に入れた。周りの同じくらいの子も小さい子もみんな母と離れて泣いているのに、キーロは常に気にした素振りもなく預けられた。

1歳になってもそれは続いた。思えば今まで後追いなんかなかった。母がいてもいなくても彼の視界には入っていないようだった。

1歳半になっても指差しがなく、喃語はあるが発語がなかった。共感の指差しも応答の指差しも1歳後半までなかった。

歩き出すようになるともう大変だった。

母を振り返らずに行ってしまう。母が離れても泣きもしない。

それは多分2歳くらいまで続いた。2歳を過ぎたあたりから、私の後を追いかけるようになった。母が離れると泣いて走ってくるのが嬉しくて遅い後追いを喜んでいた。

それでも、極端に人見知りもせず知らないおじいさんに抱き着いてしまうことや

例え横断歩道でも癇癪を起すとそこの場で倒れることや

指示も一切通らないことや、そんな毎日で疲れ果てていた。

 

そんなキーロが「ママ」と呼んだのは今年の5月だ。たった半年で、今は私をしつこく呼び、曖昧な発音でも自分の要求を口にしている。

乳児のころから身長だけは高く、いつも1歳年上に見られるのも変わらない。

中身がまだまだ赤ちゃんなのも変わらないw

だけど飼い猫の方が何十倍も賢い、と嘆いていたあの頃に比べると、今はほんの少しだけ、猫の兄妹に近づいている気がする。

偏食も癇癪も、マイワールドに入っていくのもまだまだある。

衝動で走ってしまうことも、落ち着きなくて座ってられないこともまだまだ悩む。

「すき」という言葉を教えようとして、そういえば息子に好きと言ってこなかったことに気付いた数か月前、

「キーロすき」と言って抱きしめていたら、

先月あたりから「ママしゅきー」と言って私をギュっとしてくれる。

 

私は短気ですぐ怒ってしまうし、諦めも早いし人間としてとても未熟で母としても未熟だけど

子供に無駄なことなんか何一つ無いんだとこの子に教えられる。

感情任せになっても、自分に甘くても私は全然良いと思ってる。

子育てにも人生にも正解はない。

だけどいつか子が自分を振り返った時、母に愛されていた事だけは知っていてほしいとそう思う。

 

未来は暗いかもしれんし、課題は山積みですけどね(´∵`)